外国為替市場(為替相場)の四季を把握する必要性
波打ち際のサーファーが突然の大波に飲み込まれるかのごとく、ある時点までうまくいっていた個人投資家が突然の相場の変化に飲み込まれることが多いのは何故でしょう。
サーファーは、海岸に打ち寄せる波に乗ることに努めます。波打ち際に打ち寄せる小波と戯れる子どもを見ても分かる通り、小波のリズムはとらえやすく、初心者のサーファーでも小波には比較的容易に乗ることも出来るでしょう。 しかし、小波ばかりに乗っていては、サーファーとして大したパフォーマンスを披露することはできません。プロのサーファーというのは、何でもかんでも波に乗るのではなく、乗る波を選んだ上で、素晴らしいパフォーマンスを見せるものです。それにはまず四季のうち季節はいつで、天候はどういう傾向になっていて、海流・潮流あるいは風向きなど季節性や天候状況を確認します。こうした準備を怠ると、素晴らしいパフォーマンスどころか、突然の大波に飲み込まれるといった事故にまで遭ってしまいます。つまり、大局を掴んだ上で乗る波を選んで、素晴らしいパフォーマンスを披露しているのです。
こうした準備は個人投資家も必要です。目先のほんのわずかな値動きにだけ集中すると、予測はしやすく、数銭といった利ざやを獲得することは比較的容易にできます。しかし、それではたとえ勝率を上げることは出来たとしても、獲得できる利ざやは限定的です。
そこでプロ・サーファーが乗る波を選ぶがごとく、個人投資家も乗るトレンドを見極めなければなりません。外国為替市場の季節性や相場状況を把握しなければならないのですが、こうした準備を怠っているため、小波には乗れるものの、大波を逃したり、あるいは飲み込まれたりする個人投資家が後を絶たないのです。
ここでは外国
為替市場という戦場に参戦するために必要な準備、つまり市場の季節性についてご紹介したいと思います。
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